「ライブハウスや夏フェスに行くことになったけどどんな格好をすればいいか分からない」
そんな風に悩んでいませんか?
ライブに行く時、一体どんな格好をすればいいのでしょう。
結論:好きな格好で行け!
と言いたいところですが、いくつかこういう格好の人が多いよっていうのはあるのでご紹介します。
■ライブのジャンルや楽しみ方で服装は変わる
ライブやフェスと言っても楽しみ方、屋内か屋外、ジャンル、季節によって結構変わってきます。
今回は所謂パンク系やロック系などの、オールスタンディングで激しめのライブの場合について記載します。
また、その中でも「前方に行きたい」「折角なので騒いだりライブっぽい楽しみ方をしたい」 そんな時の格好について記載します。
ちなみに武道館や大阪城ホールみたいな座席指定のライブは本当に何でもいいです。
冬なら寒くないように、夏は空調対策あたりをしておけばいいでしょう。
映画館に行くみたいなもんです。
他にも、激しいライブでも後ろで大人見(それぞれのスペースから動かず見る事)する場合は特に気にせず何でもいいです。
小さなライブハウスとかだと人の移動で接触はあるのでそこだけ気をつけましょう。
ただ基本的にどんな会場でも一人当たりのスペースは広くないので、クロークに預けない場合は荷物少なめがお勧めです。
■基本となる格好
①汚れても良い格好
オールスタンディングだと整理番号が後ろの方でも場所が空いていれば前に行って大丈夫です。
最初から前方にいれば開演時には結構人が詰めかけて圧縮され、最前付近まで自動で押し込まれることもしばしばあります。
当然他人との距離0なので自分や人の汗、野外なら砂や泥で汚れますし雨が降ることもあります。
靴はスニーカーで、雨だと分かっている場合はレインブーツだとなお良しです(膝上まで泥が跳ねるのはザラです)
②水分と最低限の荷物を保持できる格好
小さいボディバッグやホールドチュープ、またはポケットにペットボトルを入れられるような恰好で行きましょう。
ベルトループにぶら下げるペットボトルホルダーもありますが、そのままぶら下げているとモッシュや圧縮時にボトルが外れて肝心な時に水分が無いという事態に陥ります。
これを使う場合はホルダーを付けた上でさらにお尻のポケット等に入れましょう。
ポケットに携帯や財布を入れる場合、ポケットそのものにファスナーがついていると、飛び跳ねたり転んだ際に紛失しません。
さらに、人が密集するので携帯や財布が湿気で濡れます。
小さめのZIPロックに入れておくとなお良いでしょう。
③夏や冬の場合
夏は帽子が必須です。
夏フェスは雲一つ無い晴天時、地獄みたいな環境になる時があります。
前方で倒れて運ばれていく人がどのフェスでも結構います。
熱中症対策は必須と言えます。
冬はライブハウスはインナーに長袖を着ておけばまあ大丈夫です。
フェスの場合は、移動が屋内か屋外かで少し変わります。
CDJのようにずっと屋内の場合はロンTとかでも問題ないですが、RADIO CRAZYのように移動が屋外の場合パーカーを着ておくのがベターです。
■こういう格好はやめておこう
①動きづらい服、熱がこもる服、重たい服
ライダースの人なんかもいますが、革は痛むし暑くて重いし、金属パーツが危険だしあまり良いことはありません。
ライダースが戦闘服な生粋のパンクス以外は開演前にロッカーやクロークに預けておきましょう。
②ピンヒール/ サンダル/クロックス
ヒールは動いたりぶつかった時人の足を踏んだり、自分の足首を挫いたりします。
サンダル系は夏フェスでよく見ますが、動きの激しい中央から前方エリアでは脱げたり、最悪踏まれて爪が剥がれます。
③アクセサリー
ダイバーに引っかかってネックレスやピアスが千切れたり、人に当たってケガさせたり、自分がケガしたりします。
特にピアスは耳ごと千切れて血みどろになっている人をたまに見ます。
④眼鏡
ダイバーが出る可能性のあるバンド(パンク系はほぼほぼ有ります)では眼鏡が持っていかれて
終演後に悲惨な残骸として発見されます。
出来ればコンタクトをおすすめします。
⑤スーツ
仕事帰りにライブに直行する時もどうにか着替えたほうがいいでしょう。
但し端から見てるとスーツでダイブやモッシュしている姿は最高にロックです。
筆者は着替えを忘れて一度やったことがありますが本気で後悔しました。
■具体的にこういう格好
①バンドTシャツにハーフパンツ、黒スキニー
ハーフパンツは特に10代~30代はディッキーズが人気です。
ポケットにペットボトルも入り、丈夫で安いです。
日焼け対策や冬用に下にレギンスを穿いている人も男女問わず多いです。
②ジーパンにスニーカーなど普通の恰好
みんなバンドT着ているかと言うとそうでもないです。
普段着で来ている人もいくらでもいます。
正直動きやすければ何でもいいと思います。
③最強は海パン
ネタでも何でもなく最強は海パンです。
ポケットにファスナーもあり、機動性、速乾性共に優れているのでお勧めです。
但しビキニパンツは通報されるので駄目です。
必ずサーフパンツにしましょう。
さすがに冬は寒いですが筆者は特に野外フェスはいつも海パンです。
言うまでも無く上半身はTシャツです。裸ではありません。
④カーゴパンツ
ポケットがボタンやファスナーで留められるので携帯や財布を入れても落ちません。
冬はユニクロのウルトラライトダウンなんかも詰め込んだらポケットに入るので、行き帰りも手ぶらで行きます。
TOSHI-LOWさん(BRAHMAN)や細美さん(ELLEGARDEN/HIATUS/MONOEYES)に憧れている人にもお勧め。
↓雰囲気はこんな感じ。基本軽装です
★補足: 雑誌の「大人カワイイ夏フェスコーデ♪」的特集について
ライブとかフェスによく行く人あるあるですが、ファッション雑誌にたまに夏フェスコーデ特集みたいな記事が載っています。
大体はライブというよりはリゾート感あるコーディネートが掲載され、Twitterとかで
「ねーよwwその格好だと死ぬわww」とか「ライブ舐めんな」的ツッコミが入ります。
これに関しては、
「人の接触が多いエリアに行かなければ特に問題ないが、密集エリアに行くと即死」
が正解です。
個人的にはフェスなんか好きな恰好で行けばいいと思っているので、これはこれでいいのですが、Twitterでツッコミたくなる気持ちもよく分かります。
ただまあそのツッコミは大概「激しめのライブでその格好は…」って意味です。
モッシュダイブがガンガン起こるパンク系のフェスでその格好で前方に来ると若干浮くかも、というか折角の服が傷みます。
アコースティック系のフェスやオシャレな感じのフェスなら全然浮かないのでモテカワ女子の皆さんはどんどん夏フェスコーデ取り入れてください。
但しどんなにオシャレなフェスやイベントでも、夏の野外はクッソ熱いうえに死ぬほど汗かくのでそれも踏まえた格好をお勧めします。
■まとめ
纏めると以下のようになります。
「 前方とか どんだけ危険やねん…」みたいな印象を持たれるかもですが、基本的には前方でも「暑い、汗、動けない」がほとんどで怪我なんかそうそうないのでご安心ください。
もちろんドレスコードなんかないので、好きな格好で行くのが一番です。
ただ折角なので形から入ってみるのも一体感を味わえて楽しいと思います。
それぞれの楽しみ方を踏まえて自分なりのベストな格好を探してみてください。